杉本哲平の愛チャンネル

日常の思ったことをかいてます。

意気込んで仕事を頑張ったら、退職するほどにまで滅多打ちにされた話

 様子を伺い、足並みを揃え、進んでいくことは非常に大切なことだ。教員生活も二校目になって私が実体験したことだから間違いない。少し長くなるが、お付き合い願いたい。

 教員生活も七年目となり二校目に異動となり、よし頑張ろうと思っていた。新しい学年集団に入り私は中堅教員として若手を引っ張っていくんだという熱意に溢れていた。とりわけ生徒指導では徹底的に詰めた。許さなかった。五月になるまでは順調に仕事ができていたと思う。しかし、ゴールデンウィークが明けた頃から事態が変わった。

 生徒たちが私の指導に従わなくなってきたのだ。反発される。最終的に集団で消しゴムのカスを投げられたり、パイ生地を顔面に叩きつけられたりするようにまでなった。学校に行くのが怖くなった。体調不良を理由に仕事を休むようになった。先輩の教員から私が変わらないといけないと言われた。納得できなかった。いけないことをしているのは、生徒たちなのだ。注意している自分がなぜ悪いのか、変わらないといけないのか。やむをえず指導の仕方を変えた。それに乗じて生徒たちは余計に攻撃してきた。もうどうにもならない状況まできていた。その年でその受けもった学年を離れた。六年間教員をやってきて初めての経験だった。やってきたことがすべて崩れ落ちた気がした。それ以降、任された仕事をやったが、心ここにあらずだった。しんどくなって、休みたかった。病気休暇をとった。休職もした。そして、退職をした。

 二校目で新学期を迎える前に同僚と昼食に出かけた際、私が引っ張っていきますよと意気込んでいた自分はどこにいったのだろう。意気込んで頑張ったら、退職することになった。私は教師に向いていなかったのだ。